【誤解です】ラグドールは性格悪いって本当?抱っこ嫌いの理由と最高の関係を築く方法を解説

「猫界の紳士・淑女」とも呼ばれ、そのおっとりした性格で人気のラグドール。
英語で「ぬいぐるみ(rag doll)」という名前の通り、抱っこすると力を抜いてリラックスしてくれる姿は、多くの飼い主にとって最高の魅力です。
しかし、ネットで「ラグドール」と検索すると、時折「性格悪い」という不穏なキーワードが…。
「これからお迎えしたいのに不安…」
「うちのラグドール、抱っこが嫌いなんだけど、もしかして性格悪いの?」
そんな風に悩んでいませんか?
本当のところ、ラグドールは性格悪いわけではありません。そう見えてしまう行動には、必ず理由があるのです。
この記事では、なぜラグドールが「性格悪い」と誤解されてしまうのか、その理由を解説するとともに、抱っこ嫌いを克服し、愛猫との信頼関係を深めるための具体的な方法をご紹介します。
実際に、我が家の猫もかつては抱っこが苦手でしたが、今では短時間なら腕の中で落ち着いてくれるようになりました。この記事が、あなたと大切な家族であるラグドールとの生活を、もっと豊かにするヒントになれば幸いです。
\抱っこ?嫌いじゃないけど短時間で頼むわ…/

\爪切りの時はこの抱っこをしています。お尻をしっかり支えます/

ラグドールの基本的な性格とは?「ぬいぐるみ」の名の由来

まず、ラグドールがどんな種類の猫なのか、その基本的な性格と魅力を見ていきましょう。
- 穏やかで優しい:非常に落ち着いており、人間や他のペットに対しても友好的。家族の一員としてすぐに馴染んでくれます。
- 飼い主が大好き:飼い主と一緒にいることを好み、後をついて歩くことも。その姿はまるで犬のようだと言われることもあります。
- 美しい見た目:絹のような手触りの長毛の被毛、ブルーの瞳、様々な毛色や模様が魅力です。成長すると体重が10kg近くになる大型種で、その存在感も人気の理由です。
よく似た猫種にラガマフィンがいますが、ラグドールの方がやや筋肉質で、認められている毛色の種類に違いがあります。
なぜ?ラグドールが「性格悪い」と言われる本当の理由

こんなに魅力的なのに、なぜ「性格悪い」という噂が立つのでしょうか。それは、ラグドールのいくつかの特性が誤解されているからです。
理由①:イメージとのギャップ【実は抱っこが嫌いな子も】
「ぬいぐるみ」という名前から、「すべてのラグドールは抱っこ好き」というイメージが先行しがちです。しかし、当然ながら猫にも個性があります。生まれつきスキンシップが少し苦手な子や、一人の時間を大切にしたい子もいます。
SNSでは膝の上が大好きな子もいれば、抱っこから逃げ回る子、撫でられることすら気分次第な子など、同じラグドールでも性格は千差万別です。このギャップが「期待と違う=性格悪い?」という誤解に繋がってしまうのです。
理由②:過去の経験やストレス
子猫の時に抱っこで怖い思いをしたり、不快な経験をしたりすると、それがトラウマになることがあります。特に、ペットショップやブリーダーからお迎えした子の場合は、それまでの環境が性格形成に影響している可能性も必要です。また、生活環境の変化は猫にとって大きなストレスになり、防衛的になることもあります。
理由③:体調不良や病気のサインかも
急に触られるのを嫌がるようになった場合、体に痛みや不調を抱えているサインかもしれません。特に大型のラグドールは関節系の病気にも注意が必要です。いつもと違う様子が見られたら、早めに獣医師に相談しましょう。
理由④:間違った抱き方で不安にさせている
猫は不安定な体勢を嫌います。背後から急に抱き上げたり、足がぶらぶらする抱き方をしたりすると、猫は恐怖を感じてしまいます。飼い主に悪気はなくても、猫にとっては「不快な時間」になってしまうのです。
【実践】抱っこ嫌いを克服!愛猫と信頼関係を築く5つのステップ

原因がわかったら、いよいよ実践です。愛猫にストレスを与えず、安心してもらうための方法を試してみましょう。焦りは禁物です!
ステップ①:まずは信頼関係の土台作り
抱っこの前に、飼い主は安心できる存在だと理解してもらうことが基本的な一歩です。
優しく名前を呼んで話しかけたり、おやつをあげたり、猫がリラックスしている時にゆっくり撫でたり…。日々の穏やかなスキンシップを積み重ねましょう。
ステップ②:正しい抱き方をマスターする
猫が安心できる、正しい抱き方を学びましょう。
ポイントは「体をしっかり支えて安定させる」ことです。お尻と後ろ足を片手でしっかりと支え、もう片方の手で胸を支えます。飼い主自身がキャットタワーになったつもりで、猫の体を安定させてあげましょう。
\足をしっかり支えて安定させると嫌がりません/

\足を支えて、肩に軽く乗ってもらう方法も。安定するのでおすすめ/

ステップ③:抱っこは「短時間」から始める
最初は数秒からでOK。猫が嫌がる素振りを見せる前に、飼い主から降ろしてあげることが重要です。これを繰り返すことで、「抱っこされてもすぐに降りられる」と猫が学習し、心理的なハードルが下がります。徐々に時間を延ばしていきましょう。
\もう降りたーい!!/

ステップ④:最高のタイミングで「ご褒美」を
抱っこが少しでもできたら、すぐに褒め言葉や特別なおやつ(エサ)をあげましょう。「抱っこ=良いことがある」と学習すれば、しつけは成功に近づきます。フードとは別の、特別なご褒美を用意するのがおすすめです。
\我が家の定番おやつです/

ステップ⑤:快適な生活環境を用意する
猫が安心して暮らせる環境作りも大切です。高い場所が好きな猫のためにキャットタワーを設置したり、清潔なトイレを用意したり。安心してくつろげる場所があることは、猫のストレス軽減に繋がります。

抱っこだけじゃない!ラグドールとの多様なコミュニケーション

いろいろ試しても、どうしても抱っこが嫌いな子もいます。でも、落ち込まないでください。愛情表現は抱っこだけではありません。
一緒に遊ぶ
お気に入りのおもちゃで一緒に遊ぶ時間は、猫との絆を深める絶好の機会です。狩猟本能を満たしてあげることで、ストレス解消にもなります。1日15分でも集中して遊んであげましょう。
\遊ぶの最高!/

\我が家のラグドールはこの猫じゃらしが大好き/

優しく撫でる・話しかける
飼い主の優しい声や手は、猫を安心させます。人間の言葉はわからなくても、愛情のこもったトーンは伝わります。愛猫が撫でられて喜ぶポイントを探してみてください。

ブラッシングやお手入れ
美しい被毛を保つためのブラッシングも、大切なスキンシップです。優しくとかしてあげることで、リラックス効果や信頼関係の構築に繋がります。(ただし、シャンプー後のドライヤーが苦手な子も多いので、その際は無理強いしないなどの注意点も守りましょう)

秘密のアイコンタクト
猫があなたを見てゆっくり瞬きをしたら、それは「信頼しているよ」というサイン。あなたも優しく瞬きを返してみてください。言葉のいらない、心温まるコミュニケーションになります。

【まとめ】ラグドールは性格悪くない!個性を愛し、最高のパートナーになろう

ラグドールが「性格悪い」と言われるのは、その穏やかなイメージと、実際の行動との間にギャップがあることから生まれる誤解です。
抱っこが嫌いだったり、一人の時間が必要だったりするのは、その子の個性。決して性格が悪いわけではありません。その行動の裏にある理由を理解し、愛猫のペースに合わせて信頼関係を築いていくことが何より大切です。
抱っこは数あるコミュニケーション方法の一つに過ぎません。たとえ抱っこが苦手でも、遊びや声かけ、日々のお世話を通して、たくさんの愛情を伝えることができます。
目の前の愛猫と心穏やかに向き合い、その子だけの魅力を見つけてあげてください。あなたとラグドールが、かけがえのない家族として、幸せな時間を過ごせることを心から願っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
\抱っこだけが愛情表現じゃないよね!/

\Instagramも見てね!/

\楽天ルーム覗いてみてね/
