結婚して15年ほど。
夫婦関係も今は落ち着いていますが、実は少し前まではひどいものでした。
結婚してからの現実。〜敷地内同居から脱出まで〜
結婚当初は夫婦2人でアパート暮らしでしたが、
出産を機に主人の実家の別棟をリフォームして敷地内同居を始めました。
\なんか、イヤな予感。。。/
仕事と趣味でほとんど家にいない主人。
主人の仕事はサービス業なので、土日祝は基本私のワンオペ家事育児でした。
平日も主人の帰りが遅くて基本的にワンオペ。つまり毎日がワンオペ。
主人の実家の家族は自宅で自営業を営んでおり、全員が毎日家にいる状態でした。
義家族はこちらのこと、初孫である娘の事がが常に気になる様子でした。
- いつ・どこに出かけたか。
- いつ洗濯物を干したか、いつクーラーをつけたか。
- 誰が遊びに来ていて、何時に帰ったのか。
- 悪気のない義家族の視線、環境の変化、初めての育児。。。
- そんな状況下で独身時代と変わらない自由を謳歌する主人。
- 私が産後で働けず、主人もまだ給料が低かったので、金銭面でもかなり苦しい思いをしました。
そして、いつの間にかストレスが溜まっていきました。(すみません、ほぼ愚痴です笑)
主人に相談してみたが。。
主人に相談してみましたが、
- 自分の生活リズムは変えたくない
- 義家族は悪気がないから気にするな
と言われて「自分が我慢するしかない」と言い聞かせていました。
今思えば、主人も私もまだまだ未熟でした(もちろん未だに未熟です)。
夫婦互いに自分の意見をぶつけるだけで、伝え方も良くなかったと思います。
私も感情的になり過ぎていたと思います。
主人も若さゆえに【自分が譲歩することは負け】と当時は考えていたようです。
そんなこんなで
夫婦の意思の疎通がうまくいかず、喧嘩が絶えない日々、そしてその後は会話のない険悪な日々が数年続きました。(思えばこの頃子どもが情緒不安定になる事が多かったな。親として申し訳ない。。。)
\重たい話ですみません。ハルジオンの花を見て癒されてください/
何年ものすれ違いといがみあいの結果。
とにかく何年もの間、すれ違っていがみあっていました。
修復は不可能だと思ったし、修復したくもなかったです。
でも、【夫婦なんてこんなものでしょ】と分かったつもりになっていました。
周囲の人もそんな考えと惰性で結婚生活を続けている人が多く、
そもそも結婚に対して期待を持っていなかった私にとっては
冷静に受け入れられる状況でした。
救いの神が突然現れた!
そんな時、主人から話を聞いた先輩が状況を察して、
主人に「奥さんの話をもっと聞け!」と諭してくれる、という事が起こりました。
今まで誰かに助言を受けようとも、全く聞く耳を持たなかった主人でしたが、尊敬する先輩の冷静な意見に初めて自分を振り返るようになりました。
主人が徐々に私の話に耳を傾けるようになり、状況は一変しました。
具体的にはこんな変化が起こりました。
- 私の苦しさを理解しようとし始めた
- やったことの無い家事にも挑戦するようになった
- 私の意見を取り入れるようになった
何もしない【昭和の男】から、【現代の男性】に少しづつ変わってきたのです。
もちろん最初からうまくいくはずはなく、何度も失敗を繰り返し、ケンカも頻発させながらでしたが。
険悪な雰囲気から少しづつ動きがあるようになり、
色々と諦めていた私の心情にも変化が起こり、
主人がどこまで変化するのか、ちょっと見てみたいと思うようになりました。
先輩の助言が無かったら。。。
今思えば先輩に助言を受けられた事はとてもラッキーでした。
私達夫婦に助言してくれたあの先輩がいなかったら今頃ここに居ないと思います。
\その先輩、感謝してもしきれないね!/
根本的な原因は【男女の壮大なすれ違い】
その後も結局敷地内同居を解消して家を新築したり、義両親と揉めたり、、、そのほかにも色々、、ありましたが、(ダイナミックに割愛)
何度も、「あーやっぱりもう無理!」と投げ出しそうになりましたが、「もう少しだけ様子を見てみよう」と言い聞かせていました。
その頃から、
そもそもなぜ大多数の夫婦はうまくいかないのだろう?
と考え始めました。
夫婦関係や男女の脳の違い・考え方の違いについて書かれた本を読みまくり、原因を考える事を始めました。
その結果、【全ては男女の壮大なすれ違い】によるものだったと気づいたのです。
男女の脳は違いがある。
男女の考え方や感じ方・求めている事がかなり違うのに、
それぞれが自分がしてもらいたい事を相手にしてしまう。
そしてすれ違いが始まっていくことが多いです。
🙋♂️多くの男性→【オンリーワンよりナンバーワン】1番は正義!!
💁♀️多くの女性→【ナンバーワンよりオンリーワン】特別感が正義!!
🙋♂️多くの男性→【自分の弱みを見せたくない、強い自分を見て欲しい】
💁♀️多くの女性→【自分の弱さを分かってほしい、弱い自分を受け入れて欲しい】
🙋♂️多くの男性→【頼られて感謝されたい。パートナーにはいつも機嫌よくいてほしい。】※自分から察しないことが多い。シングルタスクが得意。
💁♀️多くの女性→【「大切に扱われている」と実感したい。疲れてるだろうからパートナーを休ませてあげたい。でもイライラするな。。。】
※なんで察してくれないの?と思う。細かい指示を出すより自分でやってしまった方が早いので結果的に自分で全部抱え込んでしまう。マルチタスクが得意。
などなど、男女平等や多様性について考えることが増えた昨今でも、
現実の日常生活は男性と女性の脳の違いを感じる事が多いと感じます。
保育士時代に感じていた、男女の違い。
保育士時代の経験を思い出しました。
男の子と女の子では効果的な声かけが違います。
👦多くの男の子には「〜してくれたら嬉しい!お願い!」(期待と感謝を込める)
👧多くの女の子には「一緒に〜しよう!」(仲間感、共同作業感を大切にする)
が効果的でした。
当時はとても不思議に感じていましたが、男女の脳の違いを学んだ事によって疑問が解決しました。
大変だけど、女性がうまく立ち回る事が大切。
男尊女卑ではないけど、女性がうまく立ち回ることでうまくいくパターンが一番早いです。
多くの場合、男性より女性の方が考え方に柔軟性があるからです。
女性からの働きかけがうまくいけば、男性の心情も変わっていきます。
【女性からの働きかけが重要】というなんか女性に負担が多そうな事実。。。
この点では女性は本当に本当に本当に大変だと思います。
出産や子育てもあったりするし、旦那さんにかける体力も精神力も残っていない。
正直、自分のことや家族の事、家事のことで精一杯。その上での旦那さんへの配慮はしんどい。なんで女性ばかりが頑張らないといけないの?。。。
何より、いがみ合うパートナーと向き合う事自体、ストレスですよね笑。
知識も技術も忍耐力も必要になります。
でも、うまくいけば未来が変わる!!
でも、うまくいけば敵だった旦那さんが最強の理解者になることもあります。
苦しいけど頑張ることで、その後数十年の心の平穏がゲットできるかもしれません。
家族の平穏・子どもの心の平穏のために離婚に踏み切る前に一度頑張る価値はあります。
※でも、DVやモラハラ、経済的DVなど、解決の希望が見出せないときはまず安全な場所に逃げることが最優先だと思います。勇気を持って決断をお願いします。自身(とお子さん)を守れるのはあなただけです。我慢しないでくださいね。
人生の大先輩にもらった言葉、「女は女優よ!」
結婚当初に人生の大先輩からもらった助言「女は女優よ!」
最近その言葉の本当の意味をようやく理解できた気がします。
幸せに暮らしていくためには知識や技術も必要です。
忍耐力や思考力も求められます。
それに加えて、
自分が人間的に成長し続けようとする気持ちも大事だと感じます。
今こうして文章にしていて改めて思いますが、
男性も大変ですけど、女性って本当に大変ですよね。
離婚も一つの方法。我慢しないで!
離婚するのも一つの方法だと思うから無理はしないで欲しいです。
私も第三者の先輩の存在がなかったら今頃離婚していたと思います。
※繰り返しますが、DVやモラハラ、経済的DVなど、解決の希望が見出せないときはまず安全な場所に逃げることが最優先だと思います。勇気を持って決断をお願いします。自身(とお子さん)を守れるのはあなただけです。我慢しないでくださいね。
内緒で読んでいた本をご紹介。役に立った本。
恥ずかしくて正直紹介は躊躇したけど、一人でも何かの助けになったらいいなと思って読んだ本をご紹介!
↓ど定番すぎるけどオススメの本↓
【〜良妻賢母のすすめ〜】
↓夫婦関係改善に役に立つ本↓
【ベストパートナーになるために】
【不機嫌な妻無関心な夫】
パートナーだけでなく、自分にも向き合ってみた。
この他にも
- アスペルガー関連の本(主人が怪しい)
- アダルトチルドレンの本(私がそうかも)
- 女性としての自分を大切にすることについて書かれた本
- 人間の幸せについて書かれた本
などを読み漁りました。
夫婦関係改善をきっかけに、パートナーだけでなく自分ともとことん向き合ってみました。
色々な夫婦関係についての本を読みましたが、、、
- 結局、男女の脳の違いによるすれ違いが夫婦の危機を生んでいる。
- お互い理解する前にまず、こちらから相手の事を知ろうとすることが大事。
- 自分が変われば、相手にも何か良い変化が起こるかも。
ということが結論づけられている本が多かったです。
自分の糧になった!
夫婦関係だけにとどまらず、周りの異性の考え方について知ることができたのは大きかったです。
男女は同じ人間だけど、違う生き物と感じます。
でもそれって実は男女とか関係なくて。
人間なら一人一人の考え方が違って当たり前ですよね。
「男だから、女だから、父だから、母だから、嫁だから、大黒柱だから、、」
という自分の中のガチガチな固定概念に気づきました。
目の前の相手のことを分かろうとしなかった自分。
想像力が足りなかったし、「これくらいわかるでしょ」という自分自身の甘えがあったと思います。
【夫婦には血のつながりがないし、所詮は他人】
【でも、だからこそ相手の事を思いやる努力が必要】
夫婦に限った話ではなく、シンプルに人と人との話でした。
\答えはいつもシンプル/
やってみて効果的だったこと。
私が実践していること。
- 全部当たり前だと思わない、感謝の気持ちを持つ。
- 家の事等をしてもらったら必ず3回はお礼を言う。
- 自分がして欲しいことをするのではなく、相手がして欲しいことは何かと考える。
- 「言わなくてもわかるでしょ、察してよ」は禁止。どんなことにも、面倒でも説明は大切。
今では主人は家事が得意になり、料理スキルや掃除スキルがかなり高くなりました。
他人は変えられない、変えられるのは自分だけ。
でも、人は時に信じられないくらい変化・成長する。
と感じています。
※でも、DVやモラハラ、経済的DVなど、解決の希望が見出せないときはまず安全な場所に逃げることが最優先だと思います。勇気を持って決断をお願いします。自身(とお子さん)を守れるのはあなただけです。我慢しないでくださいね。(3回目)
いつか来るかもしれない夫婦の危機に備えて。。。
家を新築したり、子どもが産まれたり、夫婦で大きな決断をしないといけない事があったり、、、
そんな時に互いの価値観の違いから揉めることは必ずあると思います。
そんな時、この経験が誰かのお役に少しでも立てたなら、幸いです。
長くなりましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。