初心者でもできるドライガーデンの簡単な手順

「ドライガーデンをDIYしたいけど、なにから手をつけていいかわからない」
「普通のガーデニングと何が違うの?」
ドライガーデンについてのこんなお悩みを持つ方は結構多いです。
この記事では、ドライガーデン初心者に必要な基礎知識や、ドライガーデンを作るコツ、そしてドライガーデンの魅力について解説します。
初心者でもできるドライガーデンの作り方

ドライガーデンが通常のガーデニングと大きく異なるのは、以下の3つの点です。
- 水やりの手間が少ない
- 砂利や岩を多く使用する
- 水はけの良い土づくりが重要
順に解説します。
ドライガーデンの魅力は水やりの手間が少ないこと
ドライガーデンは、乾燥を好む植物を中心に構成されます。
水やりの手間が少なく、おしゃれでスタイリッシュな庭を演出できるのが魅力。特に忙しい方やガーデニング初心者にとって、管理がラクな点が人気の理由です。
忙しい生活の中でも、庭で緑を楽しみたい方にピッタリです。
砂利や岩を使用〜デザインの基本とレイアウトのコツ〜
ドライガーデンは植物だけでなく、砂利や岩を活かしたデザインが基本。
植物の配置は高低差を意識しながら、視線の流れをつくるように配置するとバランスが整います。シンメトリーにしすぎず、自然な不規則さを意識するとナチュラルな印象に。
まずは自分がどんなドライガーデンにしたいか、使える庭の面積はどのくらいなのか、十分に考えておく必要があります。「ドライガーデン 施工事例」などとネット検索をして、実際のドライガーデンを見て自分の好みや実現可能なレイアウトと絞り込んでおくとよいでしょう。
水はけの良い土づくりのポイント
ドライガーデンには水はけの良い土が絶対に必要です。
通常の園芸用培養土に、砂やパーライトを混ぜて使うと、根腐れを防ぎやすくなります。地面が粘土質の場合は、砕石や川砂を混ぜて改良しましょう。
乾燥を好む植物にとってこのひと手間が後の成長に密接に関わってきますので、省略してほしくないポイントです。
植物の選び方と配置

ドライガーデンに向いている植物の中でも、住んでいる地域の気候にあった植物をセレクトしましょう。
1年を通して比較的温暖な地域なのか、冬は毎年厳しい寒さに耐える必要があるのかによって選ぶ植物は限られます。
気候に合わない植物を無理に植えると、思わぬ猛暑や大寒波によって大切なドライガーデンが全滅してしまう恐れがあります。
植物選びは慎重に行いましょう。
耐寒性の高い植物
冬の寒さにも強いアガベやユッカ、セダムなどは、寒冷地でも育てやすい植物です。
地域に応じて、耐寒性のある種類を選ぶと安心です。
おしゃれな多肉植物とサボテン
見た目も可愛くておしゃれな多肉植物やサボテンは、ドライガーデンの定番。手入れも簡単で、初心者でも育てやすいのが魅力です。
ロックガーデンに合う花壇植物
ラベンダーやローズマリー、カモミールなどのハーブ系植物は、ロックガーデンとも相性抜群。花や香りを楽しめる要素も加えられます。
かっこよさの中にも可愛さや優しい雰囲気を取り入れたい方におすすめです。
施工の手順と注意点

ドライガーデンの施工の手順と注意点について解説します。流れを掴んでおくとスムーズです
土留めの方法と石材の選び方
斜面がある場所では、土が流れないように石やブロックで土留めを行います。石材はナチュラルな色合いを選ぶと、全体の雰囲気に溶け込みやすいです。
防草シートの施工と効果
雑草対策には防草シートが効果的。砂利の下に敷いておけば、雑草の侵入を防ぎ、見た目もすっきりします。
水はけを良くする土の深さと砂利の使い方
繰り返しになりますが、ドライガーデンに水はけの良さは必須です。ドライガーデンがうまくいくかは、植物選びと同じくらい水はけの良い土台作りにかかっていると言っても過言ではないでしょう。
実際の手順としては土を20〜30cmほど掘り、排水性の良い素材を下層に敷くと水はけが改善されます。その上に砂利を敷いて仕上げましょう。
DIYドライガーデンのメリット

「DIYでドラーガーデンを作れるの?見栄えが悪くならないかな?」
といった心配が頭をよぎるかもしれません。
しかしDIYで作るドライガーデンにはメリットもあります。具体的に見ていきましょう。
費用を抑えるための計画
自分で作業を行うことで、外注費用を抑えることができます。必要な材料をリスト化し、事前にホームセンターなどで準備しておくとスムーズです。
最近はホームセンターで多種多様な砂利や岩を見かけるようになりました。ぜひ一度近所のホームセンターや園芸店の砂利コーナーを覗いてみてくださいね。

自分だけの個性的なガーデンを作る
DIYなら、自分の好みやライフスタイルに合った庭づくりが可能。世界に一つだけの空間を楽しめます。
砂利の色1つをとっても、
- イエロー
- ピンク
- ブラック
- グレー
- ブラウン
など様々なものがあります。また、同じ色でも砂利の細かさによって雰囲気がガラッと変わるので、実際に見て購入できるのがDIYの良さですね。
周囲の環境との調和を考える
家の外観や周囲の風景とのバランスを考えることで、より美しく自然な仕上がりになります。
家の外観とドライガーデンのバランスを考え、庭と家がお互いを引き立て合うようなデザインになると良いですね。
ガーデンのメンテナンス

「ドライガーデンのメンテナンス、実際本当に楽なの?」
「忙しい生活の中で、ちゃんと自分に維持管理できるかな」
ドライガーデンを作る前にはこんな不安がよぎるかもしれません。
実際にどんなメンテナンスが必要なのか、具体的に確認していきましょう。
水やりの頻度とタイミング
メンテナンスとしてまず思い浮かぶのが水やり。
植物によって必要な水は異なりますが、基本的に「乾燥を心がけ、土がカラカラになったら水やりをする」「観察をしながら、降雨に任せる」というスタンスで大丈夫です。
土が完全に乾いてから、朝か夕方の涼しい時間帯に水をあげましょう。水はけを良くしておけば少し水やりの量が多くても植物に影響は少ないです。
注意点としては、夏場や植え付け直後だけは適度な水やりが必要です。基本的に乾燥に強い植物の多いドライガーデンですが、猛暑や植え付け直後などの植物にストレスが掛かっている場合は慎重に観察して適切な水やりが必要です。
植物の手入れと管理方法
古くなった葉を取り除いたり、病気の兆候をチェックしたりと、日々の観察が大切です。剪定も季節ごとに行うと、美しい形を保てます。
季節ごとのメンテナンスのポイント
ドライガーデンには季節によってメンテナンスにコツがあります。ポイントをしっかり抑えておきましょう。
春🌸→植え替えをしたり、肥料の追加をしたりしましょう
夏🏖️→夏はドラーガーデンの植物にとって快適な季節。しかし必要に応じて適度な水やりは必要です
秋🍁→乾燥を好むドライガーデンの植物に湿度や蒸れは大敵。落ち葉の処理をして蒸れを防ぎましょう
冬☃️→寒さが苦手なドライガーデンの植物達。養生シートや簡易ビニールハウスで寒さ対策はしっかりしましょう
季節ごとのケアを意識すると、植物もより生き生きとするでしょう。


ドライガーデンの施工例

住宅展示場やマンションのアプローチなどで、ドライガーデンを見かけることが増えました。
いろいろなドライガーデンの施工事例を見て、参考にするのがおすすめです。
成功事例から学ぶ
玄関まわりの小さなスペースを活用したドライガーデンや、ウッドデッキと組み合わせたナチュラルな施工例など、実例を参考にすることでイメージが膨らみます。
オシャレな配置のアイデア
植物をグループごとに配置したり、高さに変化をつけたりすることで、より立体的なデザインに。
印象的な演出方法
照明やオブジェを組み合わせると、夜の雰囲気も楽しめるガーデンになります。

エコなドライガーデンのすすめ

手間と同時にコストも抑えられると助かりますよね。
できるだけエコに維持できるドライガーデンにするためのコツをご紹介します。
地域の環境に適したガーデン
その土地の気候に合った植物を選ぶことで、無理のない維持が可能になります。
持続可能な植栽方法
苗を大きく育ててから地植えしたり、自然の循環に沿った育て方を意識することで、持続可能なガーデンづくりが実現します。
水分管理を工夫するコツ
マルチングや土壌改良で水分の蒸発を抑える工夫をすると、少ない水で植物を元気に育てられます。
まとめ:ドライガーデンを作ってみよう!

初心者でも、少しの工夫と準備でドライガーデンは十分楽しめます。自然と調和した、美しい庭づくりを始めてみませんか?
ドライガーデンを作ると、家に変えるのが楽しみになります。
たくましく成長を続けてくれる植物に仕事のストレスも緩和されます。
休日にはホームセンターに肥料やガーデニング用品、新しい品種を探しに行く楽しみもできます。
ぜひ趣味やライフワークとして、ドライガーデンを作ることをおすすめします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。