知られざるラグドールの性格!飼い主が感じるあるある5選

「猫を飼いたいけど、どんな子が自分に合うんだろう…?」
「ラグドールって、ぬいぐるみみたいで可愛いけど、実際の性格はどうなの?」
そんな風に思っているあなたへ。
青い瞳とフワフワの長毛が魅力的なラグドール。その美しい見た目だけでなく、穏やかで愛情深い性格から、世界中で愛されている猫ちゃんです。
この記事では、ラグドールの基本的な性格から、飼い主だからこそ知っている「あるある!」まで、ラグドールの魅力をたっぷりお届けします。これからラグドールを家族に迎えたいと考えている方も、すでに一緒に生活している方も、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。



飼い主が選ぶ!ラグドールあるある5選

まずはこの記事の結論から!飼い主さんが「うんうん!」と頷いちゃう、ラグドールあるあるはこちらです。
- 抱っこすると「クタッ…」と全身の力を抜く
- どこへ行くにも子犬のようについてくるストーカーっぷり
- おもちゃ遊びは省エネモードが基本
- ゴロゴロ音のボリュームがすごい!
- 抜け毛が想像の5倍すごい(でもブラッシングは好き)
どうでしょう?ピンときた方もいるのではないでしょうか。これらの「あるある」の背景にある、ラグドールの奥深い性格について、これからじっくり解説していきます!

ラグドールの性格とは?

まずは、ラグドールの基本的な性格について見ていきましょう。
ラグドールに特有の愛らしい性格
ラグドール(Ragdoll)は、英語で「布製のぬいぐるみ」という意味。その名の通り、抱っこされるのが大好きな猫種です。多くの猫ちゃんが抱っこを嫌がる中で、ラグドールは飼い主さんの腕の中でリラックスし、体を預けてくれる子が多いのが最大の特徴。この穏やかで人懐っこい性格は、最大の魅力と言えるでしょう。
比較的大人しく、鳴き声も小さいので、マンションなど集合住宅での飼育にも向いている品種です。

オスとメスで異なる性格の特徴
もちろん個体差はありますが、性別によって性格に少し傾向が見られます。
- 男の子(オス): より甘えん坊で、天真爛漫な子が多いです。飼い主さんにべったりで、常にそばにいたがるような、愛情深い一面が強く出やすいです。
- 女の子(メス): 男の子に比べると、少しクールで自立している傾向があります。ツンデレな一面もあり、気分が乗った時だけ甘えてくる、そんな気まぐれさがまた可愛いんです。


ラグドールの性格は「犬みたい」と言われる理由
ラグドールの飼い主さんからよく聞くのが「うちの子、犬みたいなんです」という言葉。その理由は、彼らの独特な行動パターンにあります。
- 飼い主が部屋を移動すると、どこへでもついてくる
- 名前を呼ぶと、ちゃんと返事をして駆け寄ってくる
- 投げたおもちゃを持って帰ってくることがある
このように、飼い主さんとのコミュニケーションを積極的に楽しむ姿は、まるで小さな犬のよう。この忠誠心の強さも、ラグドールが多くの人を虜にする理由の一つです。

ラグドールの性格悪い?誤解を解く

「ラグドール 性格悪い」と検索する方もいるようですが、それは大きな誤解です。なぜそんな風に思われてしまうことがあるのか、その理由と対策を解説します。

性格が悪いと思われがちな理由
穏やかなイメージが強い分、時折見せる猫らしい気まぐれな態度が「性格が悪い」と誤解される原因かもしれません。例えば、気分が乗らない時にしつこくされると、そっと離れていったり、小さく「シャー」と言ったりすることもあります。
でも、これは彼らが「今はそっとしておいて」と伝えているサイン。ラグドールだって、一人の時間が必要な時もあるのです。
凶暴化の要因とは?
基本的に温厚なラグドールですが、強いストレスや恐怖を感じると、防衛本能から攻撃的になる可能性はゼロではありません。大きな物音、急な環境の変化、無理やりなスキンシップなどが要因となります。また、体のどこかに痛みや不調を抱えている病気のサインであることも。愛猫の様子に変化が見られたら、注意深く観察してあげましょう。
ラグドールを飼う上での注意点
ラグドールと幸せな生活を送るために、いくつか注意点があります。
- 無理強いしない: 抱っこが好きでも、気分じゃない時はあります。嫌がる素振りを見せたら、そっと解放してあげましょう。
- 静かな環境を: 大きな音や人の出入りが激しい場所は苦手です。安心してくつろげる隠れ家や、静かな部屋を用意してあげることが大切です。
- 遊びは適度に: 運動量は比較的少ないですが、運動不足はストレスや肥満の原因に。猫じゃらしなどで毎日少しでも遊ぶ時間を作ってあげましょう。

子猫時代の性格と成長過程

フワフワの子猫時代は、どんな猫ちゃんも天使のよう。ラグドールの成長過程を見ていきましょう。
子猫から成猫になる過程の性格変化
ラグドールの子猫は、好奇心旺盛でとってもやんちゃ!部屋中を駆け回ったり、色々なものにじゃれついたりと、活発な姿を見せてくれます。この時期は「本当に大人しくなるの?」と心配になる飼い主さんもいるほど。
しかし、成長とともに徐々に落ち着きが出てきて、1歳を過ぎる頃には、私たちがイメージする「おっとり穏やかなラグドール」の性格が定着してきます。この変化を見守るのも、飼育の醍醐味の一つです。


子猫期のしつけの重要性
賢いラグドールは、しつけを覚えやすい猫種です。子猫のうちに、トイレの場所や爪とぎの場所をしっかり教えましょう。甘噛みの加減なども、この時期に根気強く教えることが、後の快適な生活に繋がります。

家に迎える際の譲ります情報
ラグドールを家族に迎えるには、ペットショップ、ブリーダー、里親制度などの方法があります。信頼できるブリーダーから迎える場合、親猫の性格や飼育環境を確認できるメリットがあります。近年では、保護猫の譲渡会などでラグドールと出会える可能性も。ただし、「無料」での譲渡を謳う個人間のやり取りには、思わぬトラブルのリスクもあるため注意が必要です。
人気の毛色と性格の関係

ラグドールは、美しい被毛のバリエーションも魅力です。ちなみに、我が家のラグドールは「ブルーポイントバイカラー」という種類です。
希少色、ブルーポイント、クリーム等の毛色
ラグドールの毛色(カラー)には、いくつかの種類があります。
- シール: こげ茶色のポイントカラー。最も代表的な毛色です。(※「ポイント」とは顔や耳、手足、しっぽなどに色が出る部分を指します)
- ブルー: シールを薄くしたような、青みがかったグレーのポイント。ブルーポイントは特に人気があります。
- クリーム: 優しいクリーム色のポイント。希少なカラーの一つです。
- リンクス: ポイント部分にシマ模様(タビー模様)が入るタイプ。
これらの毛色に、手足の先の白い靴下模様が特徴の「ミテッド」や、顔と体に大きく白が入る「バイカラー」などの模様が組み合わさります。
毛色による性格の違いはあるのか?
「この毛色の子は大人しい」といった話を聞くことがありますが、毛色と性格に科学的な関連性は証明されていません。どちらかというと、親猫から受け継いだ遺伝や育った環境の方が、性格形成に大きく影響します。毛色は、愛猫の個性の一つとして楽しむのが良いでしょう。


ラグドールの毛色と価格の関係
ラグドールの価格は、毛色や模様のバリエーション、血統などによって変動します。一般的に、ブルーポイントやバイカラー、リンクスポイントなどは人気が高く、価格も高くなる傾向があります。希少なクリームやライラックといったカラーも同様です。
飼育環境とラグドールの性格

穏やかな性格を育むためには、安心して過ごせる環境が不可欠です。
ラグドールに適した部屋の設計
ラグドールは大型の猫種ですが、運動量はそれほど多くありません。しかし、運動不足解消と気晴らしのために、キャットタワーはぜひ用意してあげたいところ。体が大きいので、どっしりと安定感のある、低めのタワーがおすすめです。高い場所へのジャンプはあまり得意ではない子も多いので、ケガの予防にも繋がります。

環境が性格に与える影響
ラグドールは非常に繊細な動物です。騒がしい場所や、常に落ち着けない環境ではストレスを感じ、本来の穏やかな性格を発揮できなくなってしまいます。静かで清潔な、安心できるテリトリーを確保してあげることが、ラグドールの心身の健康に直結します。
ストレスを減らすための対策
- 隠れ家を用意する: 段ボール箱やキャットハウスなど、体を隠せる場所があると安心します。
- トイレは常に清潔に: 汚れたトイレは大きなストレス。定期的に掃除し、清潔を保ちましょう。
- 食事環境を整える: 静かで落ち着いて食事ができる場所にフードボウルを置いてあげてください。

ラグドールの健康と病気予防

愛猫と長く一緒にいるために、病気の知識と予防はとても大切です。
肥大型心筋症とその症状
ラグドールは、遺伝的に肥大型心筋症(HCM)という心臓の病気を発症しやすいことで知られています。これは心臓の筋肉が厚くなり、心臓の働きが悪くなる病気です。初期は無症状のことが多いですが、進行すると食欲不振、疲れやすい、呼吸が速くなるなどの症状が見られます。


定期的なお世話と健康チェック
日々のお世話の中で、愛猫の健康状態をチェックする習慣をつけましょう。
- ブラッシング: 長毛種なので、毛玉を防ぎ、毛球症を予防するために毎日のブラッシングが必須です。
- 体重管理: 肥満は心臓や関節に負担をかけます。適切な量のフードを与え、定期的に体重をチェックしましょう。
- 排泄物の確認: 尿の量や色、回数に変化がないか確認しましょう。結石などの病気の早期発見に繋がります。

ペット保険で安心な飼育を

肥大型心筋症のように、長期的な治療や高額な手術が必要になる病気も存在します。万が一の事態に備え、ペット保険に加入しておくと、費用の心配をせずに最善の治療を選択しやすくなります。保険は様々なプランがあるので、比較検討してみることをおすすめします。

飼い主が感じるラグドールあるある
お待たせしました!ここでは、ラグドールと暮らす飼い主さんなら「わかる!」と膝を打つ、「あるある」を深掘りします。
ラグドールとのスキンシップと愛情表現
あるある①:抱っこすると、完全に脱力して液体化する。
これぞラグドールの真骨頂!「ぬいぐるみ」の名の通り、信頼する飼い主さんの腕の中では、全身の力を抜いて体を預けてくれます。このずっしりとした重みと温かさは、飼い主だけの特権。ゴロゴロという喉の音も、他の猫ちゃんよりボリュームが大きい子が多い気がします。最高の愛情表現ですね。


おもちゃで遊ぶ時の行動パターン

あるある②:おもちゃで遊ぶ時、寝そべったまま手だけ伸ばす「省エネスタイル」。
活発に走り回るより、床にごろんと寝そべったまま、前手足だけを器用に動かして猫じゃらしを捕まえようとします。そののんびりした行動パターンは、見ているだけで癒やされます。本気を出せば俊敏に動けるのですが、基本的には省エネで遊ぶのがラグドール流です。
抜け毛とブラッシングの実態
あるある③:美しい被毛の代償は、想像を絶する抜け毛。
フワフワでシルクのような手触りの被毛は最高ですが、その分、抜け毛の量もトップクラス。特に換毛期は、家中が毛だらけに…!黒い服は着られません。しかし、幸いなことにブラッシングが好きな子が多く、お手入れの時間は至福のスキンシップタイムになります。

結論:理想的なラグドールとの生活

最後に、ラグドールと幸せに暮らすためのポイントをまとめます。
ラグドールとともに幸せに過ごすために
ラグドールの最大の魅力は、その穏やかで愛情深い性格です。彼らの特性を深く理解し、たっぷりの愛情と丁寧な手入れで応えてあげることが、何よりも大切です。彼らのペースを尊重し、安心できる環境を提供することで、かけがえのないパートナーになってくれるでしょう。

必要な費用と時間管理
ラグドールとの生活には、初期費用や毎月のフード、トイレ用品に加え、医療費などの費用がかかります。また、毎日のブラッシングや遊び相手になる時間の確保も必要です。彼らの一生(寿命は15年前後)に責任を持つ覚悟を持って、家族に迎える準備をしましょう。

ラグドールの魅力を再確認する
美しい青い瞳、ゴージャスな被毛、そして「ぬいぐるみ」のような愛らしい性格。ラグドールは、飼い主の生活に穏やかで深い癒やしを与えてくれる、最高のペットです。その歴史は1960年代のアメリカで始まったとされ、バーマンなどが基礎になったと言われています。近い品種としてはラガマフィンも有名ですね。
この記事を読んで、ラグドールの魅力がもっと伝わったら嬉しいです。あなたと未来の愛猫との生活が、素晴らしいものになりますように。