長毛種猫の飼い主2大悩みといえば、
- 抜け毛がすごい
- 毛玉ができやすい
です。
毛玉はトリミングサロンに行けば綺麗に取り除いてもらえますが、数日経てばまた毛玉はできてしまいます。完全にいたちごっこです。
\毛玉とはこういう感じのフェルト状のものです/
ちゃんと毎日ブラッシングをしているんですけどね……。
頻繁にトリミングにいけたらいいのですが、猫ちゃんへの負担と、何より費用がとてもかかるので毛玉ができる度に行くのはちょっと厳しい。家で小さな毛玉除去方法はないだろうか?
そんな我が家が試行錯誤で辿り着いた毛玉の除去方法を紹介したいと思います。
結論、ペット用バリカンを使え!
ペット用バリカンならいける
いきなり結論から言うと、ペット用バリカンが家庭での毛玉除去に最適だと考えています。
\充電式でコードレス、静音設計なのでペットに優しい/
ペット用バリカンが毛玉除去に良い理由3つ
毛玉除去にペット用バリカンをおすすめする3つの理由を簡単にまとめました。
- 安全性が高い:
ペット用バリカンは猫の繊細な皮膚を傷つけにくいよう設計されています。刃の露出が1mm程度と小さく、アタッチメントを使えば更に安全にカットできます。ハサミと違い、誤って皮膚を切るリスクが下げられます。 - 効率的&均一なカット:
バリカンを使えば、広い範囲を素早く均一にカットできます。特にお腹周りの毛玉除去に効果的です。時間短縮になり、猫のストレスも軽減できます。 - 意外と静音:
最近のペット用バリカンは静音設計が進んでおり、低騒音モデルも多くあります。猫が怖がりにくく、徐々に慣れさせやすいです。
今までで色々試してみましたが、安全面や猫への負担を考えると、ペット用バリカンが優勝でした!
ペット用バリカンの選び方
ペット用バリカンは、多種多様な商品が幅広い価格で販売されています。
その中で猫の毛玉除去に向いているものは以下の通り。
- 静音設計
- 威圧感がなく、片手でも扱いやすい小さめのもの
- 取り回しのきくコードレス型
この3点を満たしていれば合格点が取れます。
価格帯は様々ですが、不安になるくらいの安さでなければ大丈夫です。
とはいえ、猫の肌に直接触れたり、使い方によっては危ないのこともあるので、商品選びや使用には十分注意したいですね。
猫にペット用バリカンを慣らすコツ
まず、電源オフのバリカンを見せる&匂いを確認してもらう
まず、当事者である猫自身にバリカンが危険でないことをチェックしてもらいましょう!
まずは電源オフの静かな状態のバリカンを近づけます。
\ん?なにこれ。危険物かしら。クンクン。。。。/
見た目&匂いは大丈夫だそうです!
次に電源オンにしてバリカン音を確認してもらう
続いて電源オンします。
バリカン「ウィーーーーーーン(だいぶ大人しめの音)」
\ピクッ! なにこの音。でも逃げるほどではないわね。/
さて、感想をどうぞ!
猫「……音は不快っちゃ不快だけど、小さい音だからまぁ許すわ。」
だそうです。そんなこと思ってる顔つきでした。
\はいはい、それがバリカンてやつね。もう下がって良し。/
塩対応でしたが、このようにしてバリカンを認めてもらいます。
ただ、毛玉に触ると猫パンチは飛んできますので気を抜かないように。
すぐにバリカンに慣れる訳ではないので時間をかけていく
日常的にバリカンを登場させ、勝手に「猫にとって慣れ親しんだアイテム」のポジションを確立させていきます。
猫がバリカンに警戒心を示さなくなったら、とても楽に毛玉除去ができます。
時間はかかりますが、バリカン嫌いになると後々やっかいなので、ここは丁寧にいきたいところ。
ペット用バリカンで毛玉除去する方法
①機嫌がいい時に近づき、撫でる
猫が機嫌良さそうにのんびりしている時、バリカンをそっと持って近づきます。
色々ごまかしたい&安心してほしい思いで声をかけたり撫でたりしていきます。
②さりげなくバリカン電源オン
リラックスできたところで、バリカンを自然に取り出して猫に匂いチェックしてもらいます。嫌そうにしなければ電源をオン。
③毛玉を引っ張らないように持つ
撫でながら毛玉の場所を確認、毛玉をそっと持ちます。
持ち上げすぎると猫パンチ&キックにやられるので注意!
④毛玉と皮膚の隙間にバリカンを優しく当てる
とにかく毛玉を刺激しない、引っ張らないのが大切。
毛玉と皮膚のわずかな隙間にバリカンを優しく当てます。バリカンは無理に滑らせず、毛にそっと当てるくらいにしておくと、猫が痛がりません。
⑤猫の様子を見ながら毛玉を剃り落とす
毛玉周辺を触られると、猫が若干嫌がるとは思います。でも優しく声を掛けながらバリカンを当てていきましょう。
うまくいけば、大きな毛玉がごそっと剃り落とせます。
⑥途中で嫌がったら中止する
あとちょっとのところで猫が嫌がりだす時もあります。中途半端に毛玉を残すのは悔しくても、潔く作業中断が鉄則です。
猫にバリカンのトラウマを残さないように気を付けましょう。続きはまた今度!
我が家には合わなかったアイテム
バリカンに辿り着く前に色々なアイテムや方法を試しましたが、どれも我が家の猫には拒否されました。
なにかの参考になるかもしれないので情報共有しておきますね!
猫ちゃんの性格によってはバリカンよりも合う方法が見つかるかもしれません。
①ハサミ
動物番組でやっていた
テレビでプロのトリマーさんが犬の毛玉除去をするのを見て、見よう見まねでハサミを使ってみました。
皮膚を傷つけないように、まずはペット用のコームを毛玉と皮膚の間に滑り込ませます。そしてコームと毛玉にできたわずかな隙間にハサミを入れてカットします。
この手順で簡単に除去できると思ったのですが……そうはいきませんでした。
コームを入れるだけで猫大暴れ
まず、コームを入れるのが一苦労! 毛玉は皮膚を引っ張っているので、コームを入れると皮膚もさらに引っ張られます。猫が嫌がってコームをつけたまま逃走することもあり、てんやわんやになりました。
予測不能な猫の動き
そしてコームを無事に入れても、猫は落ち着いてハサミを入れさせてくれません。
猫がじっとするのはそもそも無理なので、予測不能な猫の動きにビクビクしながらハサミを使うのはとてもストレスでした。シンプルに危険を感じます。
相当手早くコームを入れ、思いきってハサミを入れていかないといけないのですが、大きな毛玉はフェルトのようにかなり硬く、ハサミで除去するのには結構力が必要です。
毛玉なのか皮膚なのかわかりにくい
しかも皮膚なのか、毛玉なのか分かりづらい場合も多いです。急ぐあまりに間違って皮膚を切ってしまっては大ごとです。
二人がかりで挑戦してもダメだった
結局、何度トライしても、二人がかりで猫を固定しながらやっても猫は嫌がって大暴れ、飼い主も猫も辛くなったのでハサミは断念しました。残念。
②コームや指でほぐす
色々調べていくと、「小さい毛玉は手でほどいたり、コームでとかしたりすれば解消できる」との情報が。
試してみると、小さくてでできたばかりの毛玉には効果がありました。
しかしラグドールの毛は細くて柔らかく、フェルトのような塊になっているのでコームは入らず、もちろん指でほどくなんて到底できませんでした。残念。
\でもペット用コームは1本持っておくといい/
③すきカミソリ
色々考えた末に、すきカミソリなら危険が少なくて良いのでは? と思いつきました。
早速すきカミソリを100均で購入し、試してみました。
……無理でした。 毛玉と皮膚の間を、すきカミソリで何度も撫でるようにカットしていくのですが、とても時間がかかり、猫も毛玉を刺激されて嫌だったのか激怒していました。残念。
毛玉との戦いは終わりがないのでどんと構えて
毛玉ができると猫の快適性が下がる
毛玉は見た目が良くない以前に、皮膚のひきつれを起こしたり、炎症の原因になったりします。
猫にとっては毛玉のない状態がベストでしょう。
でもゼロの状態を維持するのは難しい
しかし、長毛のラグドールなら大きな毛玉は避けられません。どうしても生活する上で擦れますし、頻繁にシャンプーしても毛玉は解消されません。ではどうすればいいのでしょう?
「毛玉と戦わない、共に生きる」
猫を思うあまりに毛玉除去にやっきになっていては、飼い主も猫もストレスです。
実際、猫は毛玉が残っていることで生活に支障をきたしているのでしょうか?
そうでない場合は、どんと構えて、時間がある時、猫が機嫌が悪くないときにそっと近づき、焦らず急がずにミニバリカンで毛玉を除去していきましょう。
ペット用バリカンの音やバリカンを当てられる感覚も、猫はそのうち慣れていきます。
そうなれば楽に毛玉除去ができるようになるでしょう。
毛玉と戦わなくていいんです。共存していきながら、ちょっとずつ対処していけば。
猫とのかけがえのない「今」を楽しもう!
猫のお世話は意外と大変
爪切り、ブラッシング、定期検診、トリミングサロン、歯磨き……一つ一つに慣れていくまで、飼い主も猫も大変です。悩んだり、迷ったり、困ったりしますよね。
でも、お世話がいるということは猫が今日も元気に生きている、ということです。
ブラッシングも歯磨きも、私たち人間がそうだったように猫も慣れていきます。最初は慣れなくても、気づいたら毎日のルーティーンになり、「やらないと落ち着かない」となります。
そうなればしめたものです。
大切な猫との生活を全力で楽しむことが最優先
毎日のお世話は一筋縄ではいきませんが、飼い主も猫も一緒に成長していきましょう!
猫が元気で世話をかけてくれる、最高じゃないですか!
「お世話させてくれてありがとう!」という精神で猫とのかけがえのない生活を楽しみましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
\いつもお世話してくれてありがとう💙/